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“信州の農業”と“世界”を繋げたい

輸出協

2024.02

風土Link株式会社(東御市)/ 品目:コメ

長野県東御市の3人の生産者が立ち上げ、6.5トンの県産米輸出からスタートした風土Link株式会社。風土Linkという社名には、コメをはじめとする農産物、農業、食文化、気候、日々の暮らしなど信州という地に育まれた様々なものを、仲間とともに世界につなぎ、未来に守り継ぎたいという思いが込められている。
スタートから14年経過した2024年現在、48名の農業関係者が参加し、2023年産の県産米を700トン超輸出する企業に成長した。笹平代表取締役社長は、輸出米の生産を行う仲間を増やすため、行政が主催するセミナー等で呼びかけを行う。

「風土Linkの強みは大手の輸出事業者とタッグを組んでいること、また長野米ブランドを大切に育てる取組を心掛けていること。猛暑や水不足の影響で名だたるコメの生産地が品質を落とす中、長野県産米は一等米比率の高さを維持しています。品質の高さを売りに、ぜひ風土Linkへの加入を通じて県産米輸出を検討してほしい。」

また彼らは、輸出先国の現状視察を行う活動にも積極的だ。2024年に訪れた台湾では、県産米の現地輸出業者との意見交換を通じ、台湾市場における県産米の評価、多様な販売ルートにおける認知度向上の取組、消費者に訴求できるポイント等を研究した。
春節商戦を狙って開催した県産米輸出拡大フェアでは、消費者との直接的なコミュニケーションを通じて、産地長野の豊かな自然に育まれた県産米の魅力を存分に発信した。

「台湾の人が日常的にどのように米食を取り入れているかを理解し、アピール方法を模索したい。」
取締役の白倉氏は、台湾市場における県産米輸出拡大に意欲的な姿勢を見せる。少子化により日本国内のコメ消費が落ち込む中で、彼らは生産者の力を結集し、コメの輸出という新たな可能性に賭けている。


風土Link株式会社
長野県東御市八重原1588
http://fudolink.co.jp/

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